私たちは、世界中に輸出される精密部品、ベアリングの内輪・外輪部分を一貫加工する部品メーカーです。
日本国内のトップメーカーと取引しており、安定した品質のベアリングの部品を加工しています。
小型〜中型サイズを得意としており、共通の品質・サイズの製品を同一ラインで加工できるのが強みです。
What's BEARING ベアリングとは
ベアリングとは、乗り物や家電、産業機械や医療機器などの回転部分をスムーズに動かすドーナツ状の部品のことです。
ベアリングを使うことで回転する際の摩擦(まさつ)を小さくし、軽い力で動かせるようにします。
例えば、自動車に使われるベアリングは100〜150個ほど、電車には16両編成の場合で1,000個ほどです。
このようにベアリングは生活用品のあらゆる場所に使われており「動いて当たり前」の高い品質を求められます。
生活の中で使われているベアリング
- 自動車
- 電車
- 新幹線
- ヘリコプター
- エアコン
- 掃除機
- 洗濯機
- 扇風機
- マッサージチェア
- ボールペン用ボール
- コピー機
- 自動改札機
- 公園の遊具
- など
JAPANESE BEARING 日本のベアリング業界
世界のベアリング会社時価総額ランキングTOP25で、日本企業9社がランクイン(2023年度調べ)。
世界のベアリング生産額は正式な統計がないものの、およそ2兆数千億円と推計されています。
日本企業の国内外での生産額は約8,000億円なので、世界のおよそ3分の1を占めています(2022年度調べ)。
将来的には、地球環境の保護・保全の観点からもベアリングの軽量化、高速・高精度化、長寿命化が求められているため、
ベアリング市場は今後も拡大すると予測されています。
PROCESS 生産プロセス
鍛造から旋削までの一貫加工で
安定の品質を生み出す
01
丸棒鋼材
02
鍛造
03
焼鈍
04
転造
05
研削
06
旋削
07
ベアリング
内・外輪
筒状の鋼材を切断し、高熱で熱してプレス機で圧力をかけ、円形の厚板を作ります。金型を使って輪っかを作り、それを目的のサイズに伸ばすと内輪と外輪ができます。この工程は、グループ会社の金子精機にて製造します。
旋削加工とは、ワーク(製品)を回転させ旋盤と呼ばれる機械で削ることです。旋削チップと呼ばれる切削工具(刃物)を使用し、それぞれの製品に対し適した加工条件にて指定された形状に成形します。
中部精工では、設備レイアウト及び自動化により省人化された旋削ラインを実現しています。
PRODUCTS
COMMITMENT 製品へのこだわり
付加価値の高い製品に
従来の技術力を融合
ベアリングには、多くの場所に使われる規格製品と、
特殊な技術に使われる付加価値の高い製品があります。
中部精工では、これまで培ってきた大量生産のノウハウを
付加価値製品にも応用することで、
精度の高い旋削加工を可能にしています。
大量生産する
規格製品中部精工の本社工場では、創業以来60年以上蓄積してきた量産技術のノウハウを使い、時間短縮と多ライン稼働によって効率化を図っています。
現在では、定型加工の内輪・外輪を月に約300万〜550万セットを生み出すサイクルタイムを実現。中部精工の製品は国内大手メーカーで組み立てられ、アメリカや中国、ヨーロッパ、インド、ブラジルなど世界中で活用されています。
付加価値の高い
製品自動車の電動ブレーキに使われるベアリングなど付加価値の高い製品を、従来の多ライン・短納期で製造するノウハウを使い、低コストで加工します。
中部精工の強みは、ベアリング外輪の滑り止めを目的に施されるローレット加工などの精密加工を、一発で旋削できること。
これは大量生産のノウハウを応用した、中部精工ならではの技術です。
QUALITY
COMMITMENT 品質へのこだわり
安全に回転して当たり前な
ベアリングをつくるために
私たちがつくるベアリングは、
あらゆる産業の基盤となるもの。
そのため、安定した品質の製品を
つくり出すことが私たちの使命です。
品質方針
お客様に信頼と満足を持っていただけるよう、ニーズを先取りし、
常に高品質で低コストな製品を提供することを目指します。
また、それにより会社の繁栄と社員の幸せを実現します。
圧倒的な
データ収集による
工程の標準化すべての工程のデータ、加工軸や加工条件のデータを蓄積し分析することで問題点を抽出し、誰が作業しても品質が安定するように標準化へ。
機械の不具合が発生しないよう点検の頻度を見直し、同じ失敗を繰り返さないための技術者教育も徹底しています。また、適切に対処できたことを別の機械で展開することで、安定した品質を維持しています。
協力関係の構築
中部精工では、ベアリングの精密加工に使う機械メーカーとの連携を重視しています。
お客様からのご要望に的確に応えるには、問題が起きた際に即相談でき、部品の修理や交換などに対応してくれる機械メーカーとの協力関係が欠かせません。品質の安定化は、私たちが培ってきた技術力だけでなく、多くの関係者との信頼関係の上で成り立っています。